« これがなかなかうまい | トップページ | 君の瞳に乾杯 »

2006年7月28日 (金)

感情移入

 羊羹を液体にしたドリンクが出現したとしたら水羊羹の立場はどうなるのだろうと想像すると、水羊羹の居心地の悪さが察せられ、なんだか気の毒になってくる。新参者のほうは「羊羹水」と呼べばいいという周囲の慰めも、水羊羹を癒すことはできないだろう。

 ……といったことを考えていると、なんだかとても疲れる。ほかに心配することはないのか?



|

« これがなかなかうまい | トップページ | 君の瞳に乾杯 »

コメント

別の名前で出ています

それ、ひやし しることいって
なんちゃら屋なんとかというところで
筒に入れて売ってます

投稿: かおる | 2006年7月28日 (金) 12時03分

「羹はあつものなのに、固体である上に、羊を原材料ともしていないのに、羊羹を名乗るとはおこがましい」などと言ったら、羊羹がますます気を悪くしそうですね。
逆に言えば、液体の羊羹は多少は本来の語義に近付くのかもしれない。

投稿: ROCKY 江藤 | 2006年7月28日 (金) 21時40分

>かおるさん

 ええっ! それは“しるこ”ではなくて、ほんとうに“液体羊羹”なんですか!?

>ROCKY 江藤さん

 「羊羹」って字が不思議といえば不思議ですよねえ。チョコレートと同じように、もともと液体として楽しむものだったりして……。

投稿: 冬樹蛉 | 2006年7月29日 (土) 05時36分

最初は本当に汁物だったそうですよ。以下に解説があります。

●小城羊羹の歴史
http://www.wakuwaku-ogi.com/youkan/history-1.html

投稿: 上田 | 2006年7月29日 (土) 12時10分

>上田さん

 なーるほど、これは勉強になりました。羊羹はコピー食品のなれの果てだったのか……。

 しかし、もともと汁物だったとすると、ますます水羊羹の立場が(^_^;)……。

投稿: 冬樹蛉 | 2006年7月30日 (日) 10時47分

コメントを書く



(ウェブ上には掲載しません)




トラックバック


この記事へのトラックバック一覧です: 感情移入:

« これがなかなかうまい | トップページ | 君の瞳に乾杯 »