意外な反響に驚く
びっくりしたなあ、もう。いや、昨日のこのブログへのアクセスが、にわかに爆裂していたのである。ココログのアクセス解析機能にはたぶん“セッション”なんて概念はないと思うから、単にアクセスされたページ数が“のべ”で出ているだけなのだろうが、昨日のアクセス数はなんと「2130」。このブログとしては異例のことだ。ふだんは、せいぜい六百数十から八百数十あたりを安定的にキープしている程度なのだが。
二十一日のエントリー「Web 2.0 と人工知能」を、意外と多くの方が面白がってくださったのが主な原因であるようだ。「アンカテ(Uncategorizable Blog)」や「404 Blog Not Found」といった、IT系のメジャーどころブログで話題にしてくださったのが大きいだろう。SF者のちょっとしたネタ振りのつもりだったのだが、これくらいビンビン反応があるとネタの振り甲斐があるなあ。ほかにもあちこちでネタをいじくってくださっていて、別の方向への展開や別の角度からの解釈を読んでいると、ウェブという脳の無数のシナプスがパチパチと発火する音が聞こえるかのようだ。それがまたおれというニューロンにフィードバックされ、おれの中でなにかがカチリと繋がる。あたりまえといえばあたりまえだが、なるほど、たしかにブログというやつは、Web 2.0 的であるにちがいない。一九九六年からやっていた古き良き「ウェブ日記」の時代とは、ミームの伝播速度があきらかにちがうのを実感した。
この「[間歇日記]世界Aの始末書」をブログとして再開してからまだ半年にもならないが(それ以前のエントリは、「mixi」で書いていたものをあとからよりぬき転載したのである)、「はてなブックマーク」で五十人以上もユーザを獲得したのは初めてだ。アクセス解析の「リンク元」に「http://b.hatena.ne.jp/umedamochio/」なんてのを見つけたときは、思わず荒川イナバウアー状態になってしまった。あ、あのですね、ここはSF系のアホ日記のつもりで、IT系のシリアス部門(?)ではありませんので、みなさま、そのつもりでご愛用いただければさいわいであります。
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