「フルーチェ」のCMは可愛いが……
「フルーチェ」のCMに出てくる“みかんぼうや”や“イチゴちゃん”が可愛くて、ぬいぐるみが欲しいなとちょっと思ったりするわけだが、よく考えると、みかんぼうややイチゴちゃんは、自分らの仲間の身体をすり潰してミルクでとじたものを嬉々として食おうとしているわけである。そういう目で見ると、かなりおぞましいCMではあるまいか。
このCMを反転して考えてみよう。進化して知性を持った果物が支配する地球で、家畜として飼われている主人公の少女ジュリ(上野樹里)は、なにやらどろどろした「ヒューマニェ」という食品を、怪人みかん男やイチゴ女にすすめられる。妖しい美味の虜になり、「ヒューマニェ」を貪り食うジュリ。しかし、その食品の正体に疑問を抱いたジュリが調査を進めてゆくと、それは人間の死骸をすり潰してミルクでとじたものだと判明する。「ヒューマニェ」工場に単身乗り込んだジュリが見たものは、想像を絶する凄惨な製造工程だった! (主演:上野樹里、チャールトン・ヘストン/監督:サム・ライミ&マイケル・ムーア/脚本:友成純一&小林泰三/音楽:ルートヴィヒ・ヴァン・ベートーヴェン 交響曲第六番『田園』/協賛:全米ライフル協会)
……みたいな感じになるよなあ。
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コメント
原作:ハリイ・ハリスン 「果物がいっぱい(make field! make filed!)」
投稿: 林 譲治 | 2006年5月 4日 (木) 21時41分
>林譲治さん
そういえば、『ソイレント・グリーン 特別版』( http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/redirect?link_code=ur2&tag=arayofhope-22&camp=247&creative=1211&path=ASIN%2FB000F3N6C6%2Fqid%3D1146750069%2Fsr%3D1-2%2Fref%3Dsr_1_2_2 )ってのが、DVDでもうすぐ出るようです。なにが特別なのかよくわかりませんが、リチャード・フライシャー追悼の超廉価版ってことなんだろうと思います。これは買いでしょう。予約しちゃいました(^_^;)。
投稿: 冬樹蛉 | 2006年5月 4日 (木) 23時06分
蜜柑とか苺の様な果実は、もともとは動物に食べさせるためのものだからなー。植物が自分自身を食べさせるんだったら「ほうれんそうマン」とかかな。「青汁」にした自分自身を飲めと迫ってきたら嫌だなー。などと妄想しているときに、「ソイレント・グリーン」の文字を見て、即座に「エンドウ君」を思いついてしまう自分の中のオヤジ部分がなさけない今日この頃です。
先のコメントでは、ご挨拶もなく失礼しました。
息子とともに、毎回コンテンツ楽しみにしております。
投稿: おおじじ | 2006年5月 6日 (土) 01時14分
>おおじじさん
>息子とともに、毎回コンテンツ楽しみにしております
ええーっ、そ、それは息子さんがとてもませているのか、おおじじさんがかなりご年配の方なのか(^_^;)。息子さんが未成年だったら、ちょっとアレだなあ。ときおり十八禁ネタも書きますから。
なんでも、企業内や家庭で使う“好ましくないページを見せないようにするフィルタリングソフト”のある種のものには、私の日記は引っかかるんだそうです(笑)。会社内から見ようとした人が教えてくれました。まあ、好ましいとはお世辞にも言えないことばかり書いてますが……。
投稿: 冬樹蛉 | 2006年5月 6日 (土) 07時20分
息子はR16クリアですから大丈夫でしょう。十八禁ネタってなにかありましたっけ?「夏になると…が痒い」とか「真中瞳の入浴シーン」とかですか?「高校生をなめるな!」とか言われちゃいますよ。
レンタルビデオやスパロボのせいか、妙にレトロな特撮やアニメに詳しくなり過ぎて父の権威が脅かされつつあります。
投稿: おおじじ | 2006年5月 6日 (土) 10時07分
>おおじじさん
>十八禁ネタってなにかありましたっけ?
いやいや、ときおり「ポロッ」ととんでもないこと書いてます。
>妙にレトロな特撮やアニメに詳しくなり過ぎて父の権威が脅かされつつあります
そういう権威を競い合う家庭はいいですねー。私なんか身内には常に迫害を受けています。
投稿: 冬樹蛉 | 2006年5月 7日 (日) 13時03分