« これはいい! 「伊東四朗の歌謡曲100プラス」 | トップページ | 水底二万ヤード »

2006年5月 9日 (火)

『がんばらんば』(さだまさし/フォア・レコード)

 NHK『みんなのうた』の2006年4月・5月の新曲として流れている、さだまさしのヒップホップ。歌詞は全部長崎弁。さだまさしの長崎弁のラップなどという愉快なものが聴ける。「どんげんね 来られんごったね 待っとっばってんあんまいやったらちゃんぽん喰うて寝(ぬ)っ」って、そうか、大阪では必ず「屁ぇこいて寝る」もんなんだが、長崎ではちゃんぽん食って寝るのか。長崎弁ってのは、東京生まれ京都育ちのおれにもなーんとなくわかるようなわからんような絶妙なところがいい。ドイツ人のラップを聴いているオランダ人ってのは、こんな心境かも? 歌詞はちゃんと書いてあり、文字で読むと、かなりわかったような気になる。さらに「日本語訳」(そう書いてあるんだってば)を読むと、完全にわかる(あたりまえだ)。それにしても、長崎弁ってのはラップ向きだねえ。京都弁では、たぶんラップにならんよなあ。

 「がんばらんば 何でんかんでん がんばらんば」というリフレインの部分がやたら耳につき、頭の中で回り続ける。回り続けているのを聴いているうち、ひょっとして、ユンケル黄帝液のむかしのCMで流行語(流行歌?)にもなった「ユンケルンバ デ ガンバルンバ」というフレーズは、タモリ本人が作ったのではないかと思い当たった。タモリは九州人だし、福岡と長崎のちがいはあるにしても、「ガンバルンバ」といったフレーズを思いつきやすいのではあるまいか? どうなんだろね?

 これが千円以上したら買わんと思うが、五百円ってんだから買っちゃうよね。まあ、なんとなく元気が出る愉快な曲だから、健康ドリンクのつもりでいかが? ユンケルは少なくとも千円以上のやつでないと、効いた気がしないしね。



|

« これはいい! 「伊東四朗の歌謡曲100プラス」 | トップページ | 水底二万ヤード »

コメント

うちは両親、祖母ともみんな福岡出身なので、実家では福岡弁です。祖母のバリバリ福岡弁も、結構ラップでイケるかも。今度歌わせてみよ(^^)

投稿: 湖蝶 | 2006年5月 9日 (火) 10時01分

>湖蝶さん

 お婆さんの入れ歯が飛び出さないように気をつけてください。DVDも出てるんですが、この写真( http://www.foarecords.com/gambaramba_dvd/index.html )を見るかぎりでは、さだまさしがめちゃめちゃ怪しいです。

投稿: 冬樹蛉 | 2006年5月 9日 (火) 23時30分

ますます気に入りました(笑)。
おばあちゃんは94歳ですが、歯が丈夫なまま80%も残っているという強靱な人なので、いけそうです(^^)

投稿: 湖蝶 | 2006年5月10日 (水) 06時21分

コメントを書く



(ウェブ上には掲載しません)




トラックバック


この記事へのトラックバック一覧です: 『がんばらんば』(さだまさし/フォア・レコード):

« これはいい! 「伊東四朗の歌謡曲100プラス」 | トップページ | 水底二万ヤード »