Web2.0風Web1.0
アンケートの入力フォームなどで、住所をいちいち入力するのはとても面倒くさい。そこで、入力支援として、郵便番号を入力すると、それに対応する住所が自動的に表示される仕組みを考えてみたい。
郵便番号というのは、約十四万個あるそうだ。まず、テキストデータでそれを入手しよう。
入手したら、JavaScript の switch 文で十四万個の case を定義し、すべての郵便番号に対応する住所をそれぞれ変数にセットして表示するように、十四万とおりの住所をひとつひとつコピー&ペーストしてゆく。じつにシンプルだ。HTML ファイルひとつで処理が完結するうえに、Ajax などという流行りものとちがって、一度読み込んでしまえばローカルでも動作する優れものである。時間のある人は、if 文でやってもマニアックな自己主張ができてカッコいいかもしれない。
通信速度が遅かった時代には考えられなかったユーザインタフェースが、インフラの飛躍的発達によって、こうして現実になってゆく。ウェブの進化ってすばらしいなあ!
| 固定リンク
コメント
すばらしい、ドクター中松の発明に匹敵するすばらしいアイディアです
これに加えて、カタカナで読み仮名を入れたら漢字に変換するようにswitch caseを記述すれば完璧ですよ
投稿: モりやま | 2006年4月23日 (日) 14時16分
>モりやまさん
>カタカナで読み仮名を入れたら漢字に変換するようにswitch caseを記述すれば
すばらしい、そこまでは思いつきませんでした。根気が試されますね。
投稿: 冬樹蛉 | 2006年4月23日 (日) 21時28分
いままでネット上で流れた有限数の日本語の文章にたいして、適切な解答をswitch caseで定義すれば、チューリングテストも楽勝ですね。
投稿: 林 譲治 | 2006年4月23日 (日) 22時55分
>林譲治さん
たった一枚のHTMLに“知性がある”と認定されたらすばらしいことです。偽イライザくらいのものなら、力技で作れるかも(^_^;)。酢鶏のおたくな知識には、ちょっとやそっとの case の羅列ではかなわないでしょうけどねー。
投稿: 冬樹蛉 | 2006年4月24日 (月) 02時02分