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2006年3月16日 (木)

漏れているのでないのなら 漏らしているのだろうさ

政府のウィニー対策 打つ手なく「使うな」と呼びかけ(asahi.com)
http://www.asahi.com/politics/update/0315/012.html

Winnyを介して感染するコンピュータウイルスによる情報流出対策について(内閣官房情報セキュリティセンター)
http://www.bits.go.jp/press/inf_msrk.html

情報漏えいは止まるのか?「Winnyウイルス」総まとめ 〜Winnyウイルスの経緯と対策〜(ITpro)
http://itpro.nikkeibp.co.jp/article/COLUMN/20060315/232612/

 おやまあ。「覆水盆に帰らず増殖する」現象は、とうとう官房長官が異例の呼びかけを行うところまで悪化してしまった。政府が特定のソフトウェアを「使うな」とまで言うことに対しての批判や反発はあろうし、asahi.comの記事は見出しそのものが政府の対応に批判的であるが、緊急避難としては至極もっともな対応だとおれは思うけどね。即効性のある抜本的対策などない類の問題だ。こういうふうに書いてる朝日新聞だって、明日にも情報漏洩事故を起こさないともかぎらない状況にあることは、ほかの企業・団体・官公庁といささかも変わらない。誰がどう考えたって、この局面では、「使わないようにする」というのが最も合理的な結論であろう。

 それにしても、ほんの半月ほど前のエントリー「ポリティカル・デジタル・ディバイド」で、「そのうち自民党も民主党の永田議員らを笑えないような事案に遭遇することになると思うんだけどなあ」なんて書いてたのが、早くもそうなってしまったわけなのよなあ。因果は巡る糸車、わ〜れ〜こそ〜は〜玉梓が〜怨霊ぉ〜。ふるっ。

 まあ、ものごとは明るい面を見ようじゃないか。考えてみれば、“情報が漏れていることがこんなにもわかっている”というだけで、ずいぶんとラッキーなことなのではあるまいか。

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コメント

 とりあえず陸海空三自衛隊については、同じ日本の上にありながらウイニーで情報が洩れていない在日米軍から教えを乞うてはどうでしょう。

投稿: 林 譲治 | 2006年3月16日 (木) 19時54分

>林譲治さん

 もし漏れてないんだとしたら、在日米軍はたいしたもんだと思います。ニュースになってないだけのような気もしないではないですが、少なくとも自衛隊よりは、情報の怖ろしさを叩き込まれているのだろうなあとは思いますね。

投稿: 冬樹蛉 | 2006年3月17日 (金) 00時10分

 国をあげての駆除が効を奏して、ついにnyが撲滅されたら、コンピュータ・ウィルスが宿主を殺した初めてのケースになるんでしょうか。

投稿: 野尻抱介 | 2006年3月17日 (金) 03時19分

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