バルタン星人がやってきた
先週、先々週の『ウルトラマンマックス』(第33話・第34話)を観て、封じ込めていた子供のころの欲望がむらむらと甦ってきてしまい、矢も盾もたまらずバルタン星人を買ってしまったのだった。今日帰宅したら届いていたのだ。
晩飯もそこそこに、わくわく、いそいそとパッケージを開ける。
今度のバルタンは子供向けでもすごいぞ。なんたって、目が光るのがいい。しかも、縦方向に振動を与えると、あの「フォッフォッフォッフォッ……」(加藤淳ではない)というリアルな(?)笑い声が出る。
いやあ、バルタン星人は、何度見ても惚れぼれするデザインだねえ。ハサミの開閉はできないけど、肩と肘が動きハサミが回るので、なかなかいいポーズがキマる。
見よ、この雄姿!
うしろ姿はちょっとまぬけ。
「地球人に告ぐ。四十年かかってもわれわれの侵略がうまくゆかないのは、いつもじゃんけんに負けてしまうからなのだ。フォッフォッフォッフォッ……」
食玩の小バルタンと。はい、チーズ。
“オキテ破りの倍率”の図。食玩のウルトラマンを赤子のようにあしらう、われらがバルタン星人。
おれ、今年の秋に四十四歳になります。ええ、長いつきあいですとも。初めてバルタン星人を観たのは、四歳のときだったんですからねえ。
それにしても、目が光ってフォフォフォと笑うバルタン星人をいまこうして現実に手にしているなんて、夢のようだ。こんなの、タイムマシンで四十年前のおれに持っていってやったら、狂喜して小便をちびるだろうな。なんだかんだ言っても、やっぱりいまはもう二十一世紀なのだよなあ。ビルのあいだをエアカーが飛びまわってないだけで、進んでいるところはちゃんと進んでいるのだ。フォッフォッフォッフォッ……。
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