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2006年2月22日 (水)

空飛ぶ鯨

The Flying Luxury Hotel
 Tomorrow's cruise ship will sail through the air, not the water
http://www.popsci.com/popsci/whatsnew/18ac893302839010vgnvcm1000004eecbccdrcrd.html

 おおお、これは見るからにすげーなー。むろん、まだ構想段階だけど、こんなのが飛んでたら、下から見るだけでも、なんか和むね。機体の側面には、やっぱり「キドカラー」って書いてないと雰囲気出ないな。

 記事によると、ヘリウムの浮力だけでは全重量の三分の二を浮かせることしかできないそうで、航行中はプロペラで推進する機体全体で揚力を得て、浮力の足しにするんだと。機体がまるごとふつうの飛行機の翼のように働くというわけですな。それじゃあ、離着陸はどうするんだと思うでしょうが、そこはそれ、ジェットエンジンで垂直離着陸するんだそうな。

 おれの生きてるうちにこんなもんが空を飛び回るかどうかはわからんけど、なんとなくまぬけな感じがなんとも言えずいいですなあ。

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コメント

 昨今の日本だと、こういう飛行船に「安いし、客の収容人数も増えるから」という理由だけで、ヘリウムのかわりに水素を詰めそうな奴が現れそうですね。

投稿: 林 譲治 | 2006年2月22日 (水) 22時05分

>林 譲治さん

 「まあ、原子番号が1ちがうだけですから、60キロの制限速度のところを、67、8キロで走ったって程度のことですよ、どわはははは」

投稿: 冬樹蛉 | 2006年2月22日 (水) 23時56分

ここはひとつ全身ピンク色に塗って「ふわふわ1」と書いていただきたいところです

投稿: モりやま | 2006年2月23日 (木) 03時15分

>モりやまさん

 おおお、それもいいですね。でも、“ふわふわ”とちがって、それだけでは浮くこともできない不完全品ですが。

投稿: 冬樹蛉 | 2006年2月23日 (木) 23時03分

 ふわふわもいいですが、モビィ・ヒルズ、とでも命名してテナントビルにしたらお金持ちが集まりそう。
 ちなみに飛行船に水素ガスを使うのは、実はそんなに危なくないのでは、と思っています。ヒンデンブルグ号は外皮の塗料がテルミット反応したのだとか。

投稿: 野尻抱介 | 2006年2月24日 (金) 02時15分

 軽航空機と重航空機の合体というのは昔からあるアイデアなんですが、なかなか成功しないんですよねぇ。軽航空機の弱点というのは、けっこう深刻なようです。
 ところで、浮揚するための動力に「人力」というのはいかがざんしょ?

http://www.aeronauts.net/04service_product/stat.html

PS. このHPは「インフレータブル」のページも要注目。

投稿: 東部戦線 | 2006年2月24日 (金) 21時33分

>野尻抱介さん

 たしかにばかでかい水素のタンクが怖いのに、ガソリンスタンドが怖くないのは、あくまで慣れの問題なのかも。いまの技術なら安全な水素気球ってのは作れるもんなんでしょうか?

 テナントビルで思いついたのですが、ビルと言わず、すべての建物をこのような気球にしてしまえば、地震の被害がかなり減りそうですね。地震の発生をキャッチしたら、自動的に建物がフルパワーで浮き上がる。ちょっとでも浮いていれば、地震でも全然大丈夫。通信技術との組み合わせで、震源地から離れたところなら、地震波が届く前に余裕で浮上できるでしょう。案外、極端に地震の多い星で発生した知性は、このような家に住んでいるかもしれません。

>東部戦線さん

 こういうのを背負って、大平原をぴょんぴょん跳ねまわってみたいですねー。

>インフレータブル

 ウルトラマンがあるのなら、バルタン星人も欲しい。

投稿: 冬樹蛉 | 2006年2月25日 (土) 21時52分

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