コリイ・ドクトロウが専業作家になっていた
あらら、ひさびさにコリイ・ドクトロウのサイトに行ってみると、2006年1月1日付けで、彼は専業作家になっていた。電子フロンティア財団(EFF)を辞めたとのこと。まあ、講演やらなにやらであっちゃこっちゃ飛びまわるのはあいかわらずのようだが、少なくともそれ以外の時間は執筆に専念できると喜んでいる。
『マジック・キングダムで落ちぶれて』(川副智子・訳/ハヤカワ文庫SF)の解説に書いたことが、半年もしないうちに陳腐化しちゃったわけだなあ。ハヤカワ文庫に初めて入る作家の場合は、著者の紹介と近況を解説に書かないわけにもいかないが、すぐ情報の鮮度が落ちてしまうというリスクがある。難しいところだ。そのうち、解説を書く人はみな、「著者の近況は、本人のウェブページをご参照ください」とURLだけ書くようになるのかもしれない。外国語の苦手な読者だって、ウェブの適当な無料翻訳サービスで大意くらいは掴めるだろうしなあ。
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