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2005年11月28日 (月)

野沢那智に驚嘆『ブラック・ジャック』

 いーつものように(大平透風)、コンビニ弁当食いながら、録画しておいた『ブラック・ジャック』を観る。今回は、「噂の座頭医師」(原題「座頭医師」)、琵琶丸の登場である。

 ストーリー構成はほとんど原作どおり。やはり、発表されている映画の声優キャスティングと同じく、琵琶丸の声は野沢那智である。野沢那智が琵琶丸に合うものかどうか、はなはだ疑問だったのだが、こいつは驚きだ。観終わるころには、もはや琵琶丸の声は野沢那智以外にはあり得ないと思えるほどにフィットしていた。さすが、声優としての年季がちがう。職人藝を見た、いや、聞いた思いである。野沢那智の前には、大塚明夫ですら「ブラック・ジャックに大塚明夫が声を当てている」というさまがぎこちなく引き立ってしまうほどで、野沢那智の琵琶丸ときたら、琵琶丸本人がしゃべっているとしか思えない。二次元の映像を観ているはずなのに、キャラが立体としての厚みを持って飛び出してくるのである。

 なんの道によらず、プロ中のプロというのはすごい。


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