きみたちがいて、ぼくがいる
金曜日にしては早く帰ったら、テレビでヘリコプターにミサイルが突っ込んできていた。映画『チャーリーズ・エンジェル』(2000)だ。おれはけっこうこのバカ映画が好きである。DVDも衝動買いして持っていて、ストレス解消に環境ビデオのようにして使ったりしている。なーんにも考えたくないときに観るのには、最高の映画だ。
なんつっても、キャメロン・ディアスが可愛いなあ。というか、ほかの映画でキャメロン・ディアスを観ても、あんまりいいとは思わないのだが、なぜかこの映画の彼女はいい。観るたびに笑ってしまうのは、キャメロン・ディアスの
「ニッホンゴ、シャブルノ、スゴイネー」
である。しゃぶるなー! おれは、ひょっとしてこれは、製作側がわざと言わせているのではないかと疑っている。これだけ金のかかっている映画だ、日本語指導の人くらいちゃんとついているだろう。ついていて、あえて誤った日本語を“しゃぶらせて”いるのではないかと思うのだ。キャメロン・ディアスの口に、とにかく「しゃぶる」と言わせたいという企みなのではなかろうか。もしかしたら、日本語指導の人ひとりの個人的いたずらだったりして。
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