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2005年8月15日 (月)

日本語の「セレブ」の怪

 『とくダネ!』観てたら、杉田かおるを起用した厚生労働省の禁煙呼びかけポスターが問題になっているという話。

杉田かおる 離婚してもセレブ?
http://daily.jp/newsflash/2005/08/13/183403.shtml

 どうも、日本語化した「セレブ」は、celebrity や celeb とは相当ちがう意味になってしまっているようだ。いつのまにか、「金持ちでなければならない」という条件がついてしまっているから、こういう奇妙なことを言い出すやつが現われる。だいたいこの、「セレブ」って軽佻浮薄な言いまわしが好かん。おれに軽佻浮薄だと言われたくはなかろうが、「セレブ」なる日本語の気色悪さは、以前日記に書いたので、ご用とお急ぎでない方はご参照ください。

 celebrity って、単に名が通っている人ってよりは、ゆえあって有名である人、つまり、名に見合う才能や功績などがあって有名である人、名声が高い人を指すのだと思うがどうか。いやまあ、名家の生まれだから celeb ってのもアリだが、それは金持ちだからというのがメインの理由じゃなくて、名家が名家であるゆえんの noblesse oblige を背景に見ているから、人はそう呼ぶのだろう。金持ちだというのは、確率的に高い付帯条件であるにすぎず、必要条件ではない。清貧の celeb もアリだろう。

 そういう意味で、女優として長いキャリアと立派な実績を持ち、評価も高く、ゆえに名も通っている杉田かおるは、最初から充分に celeb だと思うがね。むしろ、鮎川某のほうこそが“単なる金持ち”であって、celeb ではないのではなかろうか。ついでに言うと、叶姉妹のどこが celeb なのか、少なくともおれにはさっぱりわからない。あれもただの金持ちじゃないの?

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