いかす肩書き
ああ、今週はきつかった。近日ハヤカワ文庫SFとして発売の『マジック・キングダムで落ちぶれて』(コリイ・ドクトロウ)の解説を書き、ゲラの筆者校正をして、金曜の朝にようやく手離れした。今週は、日曜の夜と火曜の夜と木曜の夜は寝ていないのである。まあ、考えようによっては、規則正しい生活をしたと言えないこともない。
で、解説の肩書きは、いつものように“SFレビュアー”でいいかと編集者に問われたわけだが、もとより、それですら非常におこがましい肩書きだと思っているのであるからして、文句のあるはずもない。
ただ、今回は、ふと、なかなかいい肩書きを思いついたんで、提案してみようかと一瞬思ったりしたんだけども、やっぱりやめておいた。いつかどこかで使ってみたい気もする。どんなのかって? あなたが書店で文庫を手にしたとしますわな。ま、とりあえず、どんな本なのか、解説の御託でも眺めてやろうと、巻末のほうを開くとしますわな。すると、そこには、こう書いてあるわけよ――
解 説
その他の雑文家(2)
冬樹 蛉
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