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2005年4月19日 (火)

♪ハマコー、ハマコー、ハヒフヘホン

 総裁の方針に反対なら党を出ればいい、不信任案を出して解散すればいいって、おお、まったくハマコーの言うとおりだ。このおっさん、ときどき至極まともなことを言うな。いいぞ、ハマコー、もっと吠えろ。

 そもそも、うじうじぐだぐだとダダをこねている自民党の郵政民営化反対派のやつらは、いったい政党政治というものをなんだと思っているのだろう? あんたらが離党して新党を作ることを止めるものはなにもないぞ? 不信任案を提出するのを阻むものもないぞ。というか、そうしないとおかしいだろうよ。そうするのが議会制民主主義下の政党政治というものだ。選挙のときだけ小泉人気のおすそわけに与っておいて、自分たちが選んだ総裁の方針にダダだけこね、かといって、党を出てゆくわけでもない。おまえらには自分の思想というものがないのか? 自民党に入ったのは、ただただ単に数が多かったからか? そんなことだから、口にする言葉はことごとく軽んじられ、国民にバカにされるのだ。国民をバカにしているのだから、国民にバカにされるのは当然のことである。おまえらなんぞに誰が投票してやるものか。

 なーんか似たようなものを最近見たなと思ったら、そうだ、資本制下で上場会社に入っておきながら、買収されそうになると、本業をよくすることとはまったく関係のない浪花節的文脈でうじうじぐだぐだと泣き言を吐くフジテレビの社員にそっくりだ。「知らない人が社長になるのがイヤなら、上場しちゃだめですよ」ってホリエモンの言葉はまったくそのとおり。でもって、イヤな知らない人が社長になってしまったとしたら、とっととその会社を出て、気に入った人が社長をやっているほかの放送局なりなんなりにゆけばよいだけの話である。それだけの話である。それが株式会社というものだ。

 自民党やフジテレビで非建設的にゴネてるだけのやつらよ、おまえら、いままで“大きな組織に属していること”に恩恵を受けたことがないとでもいうのか? うまい汁は吸いたい、安定した身分でいたいなどというのは、あまりにも意地汚いぞ。どあつかましいにもほどがあるわい。おまえらなんぞに国政を委ねられるものか。社会保険庁へでもゆけ、雇用能力開発機構へでもゆけ、大阪市へでもゆけ。大阪城公園でもいいぞ。

 どうもこの国には、資本制と議会制民主主義すら、いまだに根づいていないようだ。

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